学校・企業・動物園・水族館など様々な場所で活動をしているProject WILD指導者の活動事例をご紹介します。
ファシリテーター
活動場所東京コミュニケーションアート専門学校 動物園・動物飼育専攻 他
私が担当する専門学校のゼミ生には将来動物園への就職を目指す学生が多くいます。そこで、2009年度より、動物園での使用を想定した動物園版プロジェクト・ワイルド(名称「プロジェクトZOO」)を作成し、現場での実践を目指すこととしました。ゼミ生は、各自動物園に出向き、PWをベースとして動物園での使用に即してアレンジを行ったアクティビティを作成します。その後、学内でゼミ主催のエデュケーター養成講座を開催する際に、受講者相手に実践します。そして、動物園で実際の使用ができるか、現場の意見を聞きつつ、千葉市動物公園にてボランティアの方を対象に実践させていただいています。
現在は、さらなる改良を行い、将来は各動物園(水族館も視野に)の実状に即してカスタマイズしたプログラムの作成を目指しています。このような活動を通して、動物園の来園者の方々に「楽しく、わかりやすく、無理なく」野生動物について学んでもらうこと、人も動物も同じ地球に生きる一員であることに気づいてもらうこと、動物について考え、自ら責任ある行動すなわち建設的な行動を行うための一助となってもらえればと思っています。もちろん学生たちの進路決定に役だってくれることも大いに期待しています。